なんとなくバイクにリターンしたくなって買ったのがトリッカーだった。

若い頃にオフ車に乗っていて腰を痛めたので完全なオフはもう走りたくなかったが、それでも軽くて小回りの利くバイクが良いなと思い、バイク屋で紹介されたのが中古のそれだった。

でも乗ってみるとオフ車との違いにすぐ気が付いて飽きてしまった。

同じエンジンを積んだセローにすぐ浮気をしてそっちも買ってしまった。そしたら2台も必要ないだろうと家族にブーイングされ、トリッカーは売ることにした。

バイクの業者選びに失敗して買いたたかれた・・・

売りたくないのは勿体ないのとは別に理由があって、実は過去にバイクを売って失敗をしてしまったからなのだった。

それは5年前、一度バイクを売ろうとお店に相談しに行ったら、気前よく対応してくれたお店の人に気をよくしてそこに売ることにしたのだが、随分と買い叩かれてしまったのだ。

お店的には「あんまり高くはならないモデルですけど、特別に」と言って、10万円ちょっとの値段をつけてくれた。

それは自分にとって嬉しい額なのだと疑いもせず気前よく了承したのだった。

ところが、その買取されたバイク、後日別のお店で売ったらどれくらいになったかを、なんとなく聞いてみたら、倍は最低でもつけてくれたというのだ。

それを聞いて、間違いなく買い叩かれてしまったのだと後悔した。

バイクの買取業者が違うだけで金額が全く違うなんて!

でもよく考えてみれば、よっぽどなお店を利用してしまったがための失敗なのだから、またということはないだろうし、相手をちゃんと選べばまず起こらないだろうと信じて、買取先を検討してみることにした。

それでネットで買取業者を調べてみたのだが、数の豊富さにまず驚いた。大手に限っても随分とあるのだから、選ぶのが一苦労だった。

こういうとき、バイク友達が周りにいれば相談できるのだが、買取業者を利用したことがあるという友達はいなかった。

それで自分一人で選んでみた業者に連絡して出張買取を依頼した。トラックで業者が来て、親切な様子で査定をしてくれた。

査定の感じは前に失敗したときと同じだが、査定結果は違った。年式は2年落ちと比較的新しいし、走行距離は5000㎞未満。

外装は目立った傷がなく、強いて挙げればリアタイヤが交換間近くらいしか気になるところはなかった。

というわけで、ちゃんとしていればこれくらいの買取になるんだという驚く結果となった。

店によってバイクの得意不得意があることを知っておこう

高価査定に気をよくして肩の力が抜けた私は、過去の失敗談を話してみた。

すると、意外にも、「店によって得意不得意はあるので、一概に買い叩かれたとは言えませんね」との答えだった。

店側としては本当にそれが限界だったかもしれないということで、売る側の私の損得しか考えず、失敗したと感じていただけのようだった。

失敗したと一方的に腹を立てていたのは、少々大人げなかったようだ。