
画像引用:wikipediaより
バイク屋で一目惚れして購入したスズキのグラディウス。そんなグラディウスで事故を起こしたのは3か月ほど前のことでした。
飛び出してきた猫を避けようとして急ブレーキ。前輪がロックしてスリップ、転倒です。猫に責任を持たせるなんてのはできるわけがなく、修理見積もりで分かった20万円は自己負担となりそうでした。
修理金額にショックを受け、手放すことを考えるようになり、そうして買取業者に連絡したのでした。
一番便利そうだったネットの出張買取の査定へ
スマホで調べた買取方法は出張買取が便利そうでしたので申し込みをしました。
出張買取をお願いするときは電話でちゃんと事故車だということを伝えました。すると「状態によっては高価買取が厳しいかもしれません」とのこと。事故車なので大した金額にならないことは覚悟しました。
さすがに「こんなに安いの?」となっては売りたくありません。でも「希望に沿えなかったらお断りしていただいても大丈夫です」と答えてくれたので安心しました。
休日の夕方に業者がいらっしゃって査定がはじまりました。
査定員さんは私と同世代の20代中盤くらいの若いお兄さんでした。同世代で同じバイク好きということで和やかに査定は進んだのですが、さすがにバイクの状況は結構な傷物で評価は随分と低そうな感じでした。
「外装の評価は正直あまりつけられそうにありません。すいません」
申し訳なさそうにおっしゃった査定さんの言う通りで、事故で転倒した右側はほぼ全面的に傷が入っていました。「やっぱり二束三文か……」と、査定結果への期待はどんどん降下していきました。
意外にスムーズに決まった買取金額
諦め気分でいると、査定員さんに「ご希望の金額はありますか?」と聞かれました。
「買取金額で中古の原付二種でも買えればと思うので……」と、決めておいた最低ラインの金額を伝えました。
すると「なるほど……」と難しそうな顔に見えた査定員さんは会社に電話をし始めて、何やら検討しているようでした。10分くらいでしょうか、電話を終えた査定員さんが笑顔で大きな声で私に向かい「OKです!その金額で行きましょう!」とおっしゃって、グーサインをびしっと見せてくれました。
てっきり私は「その金額ではやはり……」と難色を示され、ここから厄介な交渉がはじまるのではと思っていたので、驚きました。
断る理由はなく、グラディウスは現金と引き換えに運ばれていきました。
後になって、もうちょっと高い金額を提示すれば良かったかなと思いましたが、もともと修理費が20万円はかかると言われていたくらいでしたし、買取の手間もなかったので良しとしました。
今はグラディウスの買取金額を元手に中古のディオ110を買いました。事故原因もよく考えれば自分の未熟もあります。しばらくはスクーターで二輪リハビリして、自信を取り戻したら車検不要の250㏄あたりのネイキッドでも買おうと思います。