夫婦の趣味が揃ってバイクだと、喧嘩が少ないと、羨ましがられる。実際そうだと思うし、そうだったから、良いことだと考えてた。
でも一緒にツーリングしていて、妻が後ろを走っていて転倒したとき考えは変わった。
全然怪我は大したことなかったけど、もし転倒して転がった先が悪ければ、クルマにひかれていたかもしれない。
そういう怖いことを二人で話していて、そろそろってことで、二人で降りようかと決めたわけだった。
夫婦2台分のバイクを売って新しい車を買うことに
バイクは置いておくことも考えた。しばらくしてまた乗りたくなることがないとも言い切れない。
けれども、二人で話していて、バイクを売ったお金で新しい車を買おうかという話題で盛り上がり、一気に売ることに傾いた。
少しでもと高く買ってくれそうな業者を探して、二人とも共働きであまり時間がないので都合が良い出張買取を利用することにした。
業者に連絡して、2台買取してもらいたいことを伝えたら、同時に2台査定してくれることになり手間が省けた。
こうやって夫婦や家族で同時に買取を依頼されることは時々あるようだった。
半分冗談で「複数台の買取なら査定額がアップしたりしますか?」とたずねてみた。すると「期待に応えられるよう頑張ります!」との電話口での返事だったが、そういうサービスは基本的にはやってない業者のようだった。
都合の良い平日の夜にバイクの出張査定を依頼
うちは共働きで平日は二人で外に出かけて1日家にいないことが多いので、平日の夜に出張してきてもらった。
時間的に外は真暗で、そんな中で業者を待っていたら「こんな暗くてちゃんと査定できるのかね?」と二人で不思議に思ってしまった。
査定に備えてしっかり洗車もしてメンテナンスも整えておいたのに、そのかいもなかったんじゃないかと思ってしまった。
業者が到着して2台の査定がはじまった。案の定暗くて大変そうだったが、手持ちの懐中電灯でよく照らして要所を確認していった。
エンジンを軽くかけてアイドリングの安定などのチェック。チェックしては何やら書き記していった。
査定しにくいのではと伝えると、正直しにくいと答えられた。夜は難しいそうだ。
だがそもそも出張査定で車体のすべての確認は不可能で、買い取る側もギャンブルのようなものだと言っていた。
それを考えると、業者側もリスクを低く買い取ろうと大変なのだと思った。
2台査定ということでサービスして値増ししてもらえた
2台とも査定が終わると、金額を提示してくれた。二人のバイクを合わせて38万円だった。40万円は合わせていくだろうと思っていたので、ややショックだった。
しかし、いろいろと交渉したら「2台査定ですし手間も省けますから、じゃあ希望額でいきましょう」と融通してくれた。結果、42万円で買取となった。
2台買い取るのに1回の出張で済むのだから、それだけサービスできたのか、それとも最初から交渉されることが念頭にあったのかは分からないけれど、複数台売りたい人がいたら、交渉材料に一つそれを加えておくといいんじゃないかな。