引っ越しを理由にバイクを手放すっていう話はよく周りから聞いていたけど、自分も結局はそうなってしまった。
別に引っ越す先でもバイクは置けるし、金銭的にも無理はないんだけど、こういうタイミングって荷物とか気持ちの整理の切欠になるんだね。
ちょっとバイクにのめり込みすぎてる気がしたから、一度熱を冷まそうかとも考えたわけだ。結婚とか、これから考えるべきことはたくさんあったから。
国産大型クルーザーの魅力と弱点
もし買っていたのがハーレーだったら、手放そうと考えなかったかもと思うと、後悔だ。
私が購入したのは国産大型クルーザーで、それは維持費と扱いやすさを考えての選択だった。
それら目的は確かなものだったのだが、付き合いたいマシンとしては、私にはハーレーの方が合っていたと感じることが多々あった。
例えば鼓動感、アフターパーツの数、カスタムの幅、長く乗れる安心感。
やはり世界のハーレーは凄いと思ったし、それに劣る国産大型クルーザーの弱点はそれらだった。
もちろん、完全に失敗だなんて思ってない。
北は北海道、南は九州と大ツーリングを楽しんだが、ノントラブルで燃費も良くて快適に旅ができたのは、素晴らしいマシンだったからだ。
本当に国産は優秀だ。しかし優秀すぎるのもまたクルーザーには不似合いなところもあった。
急遽引っ越し前にバイクを売ることに
とにかく、いろいろ思うことがあって手放すと決めたわけだが、これが急なこととなってしまったのには焦った。
というのも、引っ越し後に買取してもらおうと思っていたのだが、引っ越し前に買取してもらわなければいけなくなってしまったのだ。
理由は私の責任で、仕事中に足をくじいてバイクの運転が難しくなってしまったのだ。
本当は最後に引っ越し先までの約500㎞の道のりをラストツーする予定だったのに、それができなくなったのだ。
そうして、引っ越し前に買取してもらうほかなくなり、それもその週のうちに引っ越しの段取りを考えれば済まさなければいけなくなったのだ。
平日は働いているし週末はいろいろとあいさつに行かなければいけない。
私にある時間は限られていて、バイク屋なんて足を運んでる暇はなかった。
急ぎの買取に対応してくれた出張買取専門の業者
そんな追い込まれた状況で私が泣きついたのが、出張買取専門業者だった。
慌てて業者に連絡して、なるべく早く来て欲しいと伝え、急ぎ出張してもらった。
仕事終わりの夜に自宅前で査定してもらい、忙しいながらもちゃんと交渉して納得したうえで買取してもらった。
手続きは向こうがやってくれて現金もその場で手に入り、大わらわだったので本当に助かった。