ホンダVTR

画像引用:wikipediaより

人間って変わるものだなって思ったのは、あれだけバイクがばかりが趣味という人生を送っていたのに、ぱたりとまったく乗らなくなってしまったからだ。バイク以外にもやりたいことが次々できてきて、大型を手放し、スクーターも手放し、でもバイクは手元になくちゃ物足りなくなりそうだからと車検のないVTRを買ったのが約1年前。

だがそのVTRすら手放してもいいかと考えるようになってしまった。

手放せば初めて「バイクのない人生」に

もう買取査定には一度出していて、後は気持ち次第だった。

買取査定は購入店で、査定額はわりと良かった。購入店ということで特別だったのかもしれない。現状から走行距離が1000㎞単位で伸びなければ、3か月はそのままの査定額で買取してくれると言ってくれた。

本当は即決できれば良かったのだが、できなかった。10年以上一番の趣味としてバイクがあったのだから、今はまったく変わって乗らなくなったとはいえ、もしかしたら寂しいかと不安だったのだ。

バイクの免許を取得したのは高校卒業とほぼ同時だった。それから手元にバイクがある生活がはじまり、12年、常に何かしらのバイクが手元にあった。もしVTRを手放したら、免許取得後では初めてバイクがない人生がはじまるのだ。ふと、バイクに乗りたくなっても乗れないという生活がどんなものなのか、不便なのか、まったく想像ができない。そう考えると、いくら条件が良くても決断しかねるのだ。

バイクを売ればお金になるけど、もうバイクに乗れなくなるかもしれない

手放したら損するかもしれないならば、手放さなければ良い。だが、手放して得をする理由もあった。彼女との同棲を考えていて、今の1Kマンションから広いマンションに引っ越したいのだ。その費用に50万くらいは考えており、もしVTRを今買取してもらえばその約半分はまかなうことができるのだ。

これからの生活を考えると、売ったほうが自分と彼女には得なのだ。ただ、お金のために売るという理由が後悔しそうなのだ。お金なら働いていればいつかは溜まる。バイクは一度手放したら、そうそう買えない。一気にまとまったお金が必要になるからで、今度数十万のバイクを買える余裕ができる日は、ちょっと今では想像できない。へたをしたら、もう、バイクに乗れなくなるかもしれない。

今は乗らないけど、乗りたくなるかも・・・

手放しても、手放さなくても損得あると悩んだが、自分の結論は、手放さず保留することだった。持っていれば維持費はかかるし、年式が古くなって距離が延びれば価値も下がる。

しかし、やっぱりバイク好きだったから、またふらっと乗りたくなる気がしたんだ。また乗るかもしれないって気が少しでもしたら、必ずしも思い切って手放す必要は、ないと僕は思う。売るのは完全に不要と思い至ったときで良いと思う。